48. 外壁塗装の専門家が解説!DIYで行うモルタル下地の塗装方法は?
「DIYでモルタル下地の外壁の塗装はできるのでしょうか?」
「モルタル下地を塗装するとき、どんな方法がありますか?」
こういったお悩みをお持ちではありませんか?
モルタル下地についてあまりご存知でない方は多いと思います。
そしてDIYでの作業を考えている方は、抱える不安も大きいことでしょう。
そこで今回は、モルタル下地について、塗装の際に押さえておくべきポイントを解説します。
□そもそもモルタルとは?
モルタルとは、セメントに砂を加え、水を注ぎこんで混ぜたものです。
主にレンガやブロックなどの接着剤やコンクリート表面の仕上げなどに使われます。
モルタルが塗られた駐車場の床をたまに見かけますが、水はけが良いだけでなく、見た目もとてもキレイです。
防水性には欠けますが、高い耐久性を持つのが特徴です。
□DIYでモルタルを使って外壁塗装する方法
モルタルを使って外壁塗装する方法はローラー塗装と吹き抜け塗装の2通りあり、それぞれ3つの手順があります。
*ローラー塗装
・下地処理
・シーラーやフィラーを塗る
・上塗りに水性アクリルシリコン塗料などを塗る
*吹き付け塗装
・下地処理
・シーラーを塗る
・リシンやスタッコを2回吹き付けるか、玉吹きする
どちらもきちんと下地を整えておかないとキレイな仕上がりにならないので、注意しましょう。
□DIYでモルタルを使って外壁塗装する際の注意点
現在のモルタルの上に新たにモルタルを塗装しようと考えている方にまず注目していただきたいことは、「細かなヒビがすでに入っているかどうか」です。
スマホの画面のヒビと同じですが、一度入ったヒビはやがて広がっていきます。
これが外壁の場合、外壁全体の耐用性が下がってきたシグナルとも捉えられますので、部分的に補修するだけでなく、建物全体の塗装も考える必要があります。
理由としては、ひび割れしたモルタル外壁にモルタルを塗装しても、ヒビ割れしやすい状態は継続するためです。
□モルタル塗装のポイント
外壁の修復全般に言えることですが、まずは「十分な作業スペースを確保する」ことです。
足場をしっかり組み、障害となるものや危険なものが近くにないか、また塗料がつくと不都合なものがないかを確認しましょう。
そして上記で述べた内容にやや重複しますが、下塗りを丁寧に、汚れがついていればキレイに落としましょう。
ここがきちんとできていないままであれば、耐久性は一気に下がってしまいます。
□まとめ
今回は、モルタル下地について、塗装の際に押さえておくべきポイントを解説しました。
実際にモルタルを使って外壁塗装した経験がある方はとても少ないと思いますが、大幅な節約につながるので、ぜひこの記事を参考にDIYで外壁塗装にチャレンジしてみましょう。